第4章 戸惑いと決意
「だ、大ちゃん、チャイムなっちゃう…教室戻ろ?」
「…あぁ」
教師の声は丸っきり耳に入ってこなかった。元々聞こうと言う気はないが…。
机に片肘をついて考えることは先程のユイの事だった。
昔のユイと違った表情の無い顔、態度。
あんなユイ俺は知らねぇ。
親の離婚、施設に行った事。
確かにショックだろうが、あそこまで変わるものなのだろうか。
それとも、俺のあの言葉…か?
いや、でも喧嘩なんて日常茶飯事だったじゃねぇか…っ!
喧嘩して次の日それが無かったかのように笑いあって…それが彼等には普通だった。
「…くそ。」