第14章 再テストの結果はどうだった?
どんどん思い出してきた。
あ、そうだ....。
私、黒子くんと別れて図書室出たあと適当に歩いてて綺麗だったところで止まってそこで寝たんだ....。
「....思い...出した...。」
「それは良かったね。しかし、部活をサボって寝てるなんていい度胸だ。」
「だな。なんか罰考えねぇとな。」
「....罰?」
「あぁ。なにがいい?」
「....力仕事は、嫌。」
「そんなんさせねぇよ。赤司、なんかいいのないか?」
「そうですね....。では、体育館の用具倉庫整理、というのはどうでしょうか。」
用具倉庫整理....。
面倒くさそう。
「今、オメー面倒くさいって思ったろ。それにすっか!」
「よし。柏木、明日部活前早めに来て部活で使う用具倉庫の整理をしてくれ。頼んだよ。」
すごい綺麗な笑顔で言われた。
「は、はーい....。」
なんだか調子がでないが、赤司くんに初めて頼まれごとをしたので頑張ろうと思ったのもまた事実。