第13章 課題
「....小テスト....だったから。」
「もっと分かるように説明するのだよ。」
「....成績に関係ないし....再テストされると思ってなかった。」
「ふん、自業自得なのだよ。」
「....あの先生には今後気をつけるのだよ....。」
「真似をするな!」
「それにしても、どうやって2点を取ったんだい?」
「....あのテスト、1問1点だったから....解答欄に2つしか答え書かなかった。」
「なるほど。」
納得したみたいで良かった。
「さ、もうそろそろ暗くなるから帰ろうか。」
終わらせた課題をカバンに詰め込み、部室を出る。
赤司くんは部室の鍵を職員室に持っていくそうで部室の前でお別れした。
今、緑間くんと一緒にいる。
「....おしるこ、好き?」
「なんだ?藪から棒に。好きだが?」
「....おごってあげるのだよ。」
「いらん。自分で買う。」
「....課題、見てくれたお礼したい。」
「ま、そういうことなら受け取ってやらんでもないのだよ。」
ツンデレさん....。
二人で自販機に買いに行く。
私が自販機にお金を入れて、緑間くんがボタンを押す。
「なぜ俺がおしるこ好きなことを知っている。」
「....飲んでるところ....偶然見てたから。」
「そうか。」