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トリップしちゃいました

第13章 課題


部活が終わり、片づけも終えた後、赤司くんに部室に呼び出された。


なんだろう....。


まだ課題終わってないから早く終わらせたいんだけど....。


そんなことを考えながら部室のドアを叩く。


「入っていいよ。」


ドアノブを回して中に入る。


中には赤司くんとなぜか緑間くんまでいる。


「柏木、なぜ呼ばれたか分かるかい?」


分からなかったので素直に首を横に振る。


「課題があるのだろう?見せるのだよ。」


「....なんで....知ってるの?」


緑間くんにも赤司くんにも課題のことを教えた覚えはない。


虹村さんとか蓮花が話したなら別だけど。


「虹村さんからお前のテストの点が悪いと聞いたのだよ。」


「だからあの数学の先生なら課題を出して再テストするだろうと思ったんだ。」


へぇ....。


カバンの中からまだやっている途中の課題を出して見せる。


「一体どんな点数を取れば課題をもらって再テストになるのだよ。」


放っとけ....。


「数学、苦手なのか?」


虹村さんにも同じこと聞かれた。


「....別にそんなことない。」


「何点だったんだ?」


「....え....っと。」


「どうした?」


低すぎて言いたくない。


「まさか0点....」


「違う。」


そこだけは即否定した。


「笑わないから教えてくれないか?」


「....2点。」
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