• テキストサイズ

トリップしちゃいました

第8章 食事をしよう



「柏木、食うの遅くね?」


確かに青峰くんの皿にはもう食べ物が残っていない。


「....そうだね。」


「お腹空いてねぇの?」


「....うーん、分かんない。」


「分かんねぇっておい....。食わないならもらっていいか?」


「....うん、いいよ。」


青峰くんは魚と白米をもらってくれた。


みそ汁は液体だからか割と楽に飲めた。


「ごちそうさん。うまかったぜ。」


青峰くんは私の魚とご飯を数分で平らげ、食器を戻しにいった。



「由良ちゃん、嫌だったらちゃんといいなよ?青峰くん結構強引だからさ。」


「....うん....?」


嫌じゃなかったんだけどなぁ。


むしろありがたかった。


「桃井の言う通りだ。嫌ならちゃんと断ったほうがいい。」


赤司くんまでそういう。


そんなに嫌そうに見えたのかな?


「....別に嫌じゃなかったから平気。」


「そ?それならいいけど。」


分かってくれた?かな。


とりあえずよかった。
/ 432ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp