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トリップしちゃいました

第2章 プロローグ的ななにか


「あの....一つ聞いてもいいですか?」


「ん?なんだ?」


「ここは....どこ、ですか?」


「ここか?ここは帝光中学校だ。」


分かっていたことだが、目を見開いてしまう。


「どうした?」


「あー....なんでもないです....。
そうですか。ありがとうございます。」



「あの、湿布ってどこにあります?」


「湿布なら....」


はい、と言って渡してくれた。


「どっか怪我してんのか?」


「怪我、というほどのものではないですよ。
平気です。」


ニコッと微笑む。



渡された湿布を張ろうとして、手を止める。


「あの、後ろ向いてもらってもいいですか?」


「あ?なんで。」


「背中と腰に湿布張りたいので....」


私がそういうと、虹村さんはバッと顔を赤くして、後ろを向いた。



冷たっ....。


湿布ってこんな冷たいものだっけ。


そんなことを思いながら、ため息をつく。



「あ、そうだ。名前、教えてくれ。」


いきなりなによ....。


「....蓮花です。」


「俺は虹村修造だ。よろしくな、蓮花。
今日はもう遅いから送ってくよ。」


送って......ああああ!


私はどこに住めばいいんだ!


トリップ先の住所なんて知らない!


「ア、アリガトウゴザイマス。」


最大のピンチ!



と思っていたら、ズボンのポケットに何かが入った。


ような気がした。


ポケットに手を伸ばすと、一枚の紙が入っていた。


見てみると、それはどこかの住所っぽかった。



お、ここはもしかして私の家か!


どこにあるか知らないけど!



これは虹村さんに案内してもらおう。



「じゃあ俺荷物取ってくるからそこで待ってな。」



保健室を出て行ってしまった。


虹村さん、顔怖いけど、優しかったなぁ....。



帝光中学校、か....。


てことは、キセキの世代もいるんだ....。



たっのしみだなー。
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