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トリップしちゃいました

第6章 マネージャーになりたい


放課後・・・


さぁ、授業全部終わったし帰りますか!


あ、そうだ。バスケ部マネージャーやるって言ったんだった。


コーチと虹村さんに言ってこなきゃな。


うーん。赤司っちには聞けないしなぁ...。


探しにいくか。


カバンを持って教室を出ていく。



えっと、確か....真田さんだったかな?


職員室にいるもんなのか。


てか私ってば、この学校のどこになにがあるか知らないんだった....。


だとすると私はもう迷子決定済みですかね。


つらい。



「おい。」


肩に手を乗せられて後ろを振り向く。


「あ!虹村さーん!会いたかったですー!」


「おい、抱きつくな!」


頭をぺちっと叩かれる。


「ところで、こんなとこでなにやってんだ?」


「職員室行こうと思って....。」


「職員室?」


「どこにあるか分からなくてただいま迷子なうでーす。」


「...連れてってやる。」


渋々だったが、虹村さんも職員室に用があるとかで一緒に行ってくれた。


「ありがとうございます!やっぱり虹村さんは優しい人ですね!」


「はァ?」


「もうっ、そんな怖い顔しないで!ほらほら、スマーイル、ですよ!」


笑って見せる。


「うぜーよ。」


「はーい。黙りますよー。」


本気で怒られそうだったので、そろそろ黙っておこうと思った。
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