第6章 マネージャーになりたい
「ほら、ここが職員室だ。」
「わぁ、ありがとうございます!」
「じゃあな。」
虹村さんは職員室に先に入っていった。
虹村さんてば、本当に優しいんだから。
由良が惚れるのも分かる気がするわ。
あ、虹村さん!
私がマネージャーすること伝えるの忘れた~....!
はぁ....あとでいっか。
ため息をついて私も中に入った。
えーっと、真田コーチはどこかな....っと、いた。
あらら先客がいるのね....。
しかも虹村さん。
何話してるんだろうなぁ。
仕方がないので虹村さんが職員室から出てくるまで外で待つことにした。
そういえば今は平気だけどいずれは虹村さんもいなくなって、キセキの世代も壊れていくのよねぇ。
マネージャーになるってことはその辺の覚悟も必要ってことなんだよね....。
私は別に構わないんだけど由良は平気なのかな。
うふふ、でも最後はみんな元通りだもんねー。
私が変なことしなけりゃあ、原作通りになってくれるかな。
先がなっがいけどその時が来るのが楽しみだな~。
しばらくして、虹村さんが出てきた。
「あれ、柏木じゃん。なんでいんの?」
「なんでじゃないですよー。虹村さんの話し相手に用があったんですー。」
若干膨れる。
「コーチに?」
「はい。あ、そうだ、さっき言いそびれちゃいましたけど、私、マネージャーやらせて頂くことになりましたんでよろしくお願いします!」
「え?!」
「そんな驚くことですかぁ?」
「いやだってお前、多重人格....。」
「大丈夫ですよー。その辺はうまくやるんで任せてください!」
「お、おう。そうか。じゃ、今日からよろしくな、マネージャー。」
「はーい。」
「早く体育館行くぞ。」
「いやまだ真田コーチにお話が...。」
「ああ、そうだったな。じゃ、待ってっから早く行ってこい。」
そういわれて、職員室に入った。