第6章 マネージャーになりたい
私が自己紹介をすると、みんな驚いていた。
「え、嘘?!由良ちゃんなの?!」
「柏木?!昨日と全然違うから分かんなかったぜ。」
「嘘.....だろ....。」
「ほんとに〜?」
「本当に柏木さんですか?」
「別人みたいッス....。」
「もうみんなそんな驚かなくてもいいじゃない....。
私、そんな変わった?」
赤司くんに聞いてみる。
「ああ、変わったね。」
「そっか....。」
そうだよね....由良はメイクなんてしないもんね。
そりゃあみんなが驚くわけだ。
「ところで、お前の名はなんというのだよ。」
みんなが驚いている中、緑間くんが私に聞いてきた。
「柏木....だけど?」
「苗字ではなく名前を聞いている。」
「....私はみさきなでしこ。よろしくね、キセキの世代のみなさん!」
「え?え?由良ちゃんて二人だけじゃなかったの?」
「そうッスよ...!昨日は確か二人だって言ってたじゃないッスか....!」
「マジかよ...。まさか柏木が三人いるとはな驚いたぜ。」
「驚きました...。」
みんなが再び驚いた顔で私の方を向く中、赤司っちと緑間くんだけがみんなとは違った納得した顔でこっちを見ていた。
紫原くんは相変わらずお菓子を食べていて話は聞いていなかったようだった。
むっくん可愛すぎる!