第6章 マネージャーになりたい
5月◯日
今日はいっぱい虹村さんが優しくしてくれた。頭も撫でてくれた。嬉しかった。
ごめんね、みんなのこと虹村さんと赤司くんには話しちゃった。でも他のキセキの世代はこのこと知らないから。
あとね、桃井さつきにバスケ部のマネージャーやらないかって誘われてるんだけど、やりたければやっていいよ。私もみんなのこともっと近くで見たいから。
由良
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さて、学校に行く準備しますか!
銀色の長い髪は毛先を軽く巻いて、ポニーテールにして元気な女の子風にする。
紫色の蝶々のイヤリングを耳につけ、メイクもナチュラルにする。
なんとなく顔立ちが大人っぽくなった気がする。
靴下はいつもはハイソックスだろうが、今日はニーハイソックスにする。
シャツは第二ボタンまで開けて、リボンは外していこう。
ブレザーは腰に巻き、姿見の前に立つ。
よし!
今日も完璧ねっ!
鏡で自分の姿を確認して、決めポーズをとって、カメラでパシャリ。
上機嫌で部屋から出て鍵は閉めずに階段を駆け下りる。
はぁー、帝光中かー。
2度目の中学校生活、楽しみだな〜。