第4章 多重人格の私
虹村side
「失礼します。」
保健室のドアを足で開けて中に入る。
「あら、虹村くんじゃないの。」
「どうも。」
この保健医はあいかわらず全員の名前覚えてんのか。
すげーな。
「今日はどうしたの?」
「こいつが寝ちゃったんでベッドで寝かせてあげられないっすかね。」
「彼女さん?」
「違いますよ。」
「今日転入してきたらしいです。」
「ああ、柏木さんね。」
「知ってるんですか?」
「ええ。転入生なんて珍しいし。」
「へー。」
許可もらって蓮花....柏木をベッドに寝かせる。
寝息を立ててぐっすり寝ている。
「....なのだよ....。」
「ふはっ!なのだよって....どんだけ気に入ったんだよ。」
笑いをこらえながら離れる。
「じゃあまた部活終わり来るんで、よろしくお願いします。」
「部活頑張って!」
「ありがとうございます。失礼しました。」
さーて、部活部活。
虹村side 終わり