第21章 赤司主将
みさきなでしこside
虹村さんが主将の座を赤司くんに譲ったよ。その現場に居合わせたから間違いないよ。由良がこのこと聞いたら悲しむだろうな...。でも仕方ないよね、時間は止まってくれないんだから。
蓮花
蓮花は相変わらず由良のこと好きだなぁ。
この日記を読んで伝わってくる。
でもそっか。
いよいよ部の中心はキセキの世代になっていくんだね。
ふふっ、ますます楽しみになってきたぁ!
学校に行く準備をする。
それにしても暑いな。
外出たくなーい。
日焼けはするし汗はかくしでそういう面では夏は嫌いだけどでも、イベントは大好き。
制服に着替えて軽くメイクして日焼け止め塗って日傘を持って家を出た。
日傘を差してみて、今は朝だからまだましな方だと思うが日差しが眩しい。
肌にまとわりつくような暑さ。
耐え切れないわけじゃないけど暑い。とにかく暑い。
学校に着いて、体育館に直接行く。
中にはもう部員たちが集まっていてその中にはカラフルな色の頭もちらほら見えた。
中に入ると、湿気っていうのかな...なんだろう。
外に比べてむしむししていてあっつい。
夏の体育館てこんな暑いの?
これだったら外にいたほうがまだマシ...。
額から垂れてきた汗をミニタオルで拭う。
あー、ほんとにあっつい。
メイクがとれる...。
早くも今から始まる練習に嫌気がさしてきた。
体育館の入り口付近でパタパタタオルで風を送っていると、赤司っちと目が合った。
赤司っちがこっちに来て言った。
「おはよう。今日は遅れずに来たね。」
「はぁ...?なんのことか分かんないけどおはよう。赤司っち、主将に昇格おめでとう。」
「...ありがとう。なんのことか分からないって...聞いてないのか?」
「なにを?」
「まぁ...過ぎたことだしいいよ。」
「そっか。」
少し会話を交わしてから赤司っちは緑間くんに呼ばれて行ってしまった。