第17章 勉強会をしよう
「どうして?」
「なんとなーく頭よさそうな雰囲気出てるからさ。青峰くんていうアホな幼馴染もいるわけだしてっきり頭いいのかなぁと。」
情報収集してそこから敵のなんたるかを分析するのに長けてるのにバカってことはないと思ったんだけどな....。
もしかして謙遜かな。
「なんで私と青峰くんが幼馴染だって知ってるの?」
「さぁ?なんででしょう?」
笑ってごまかす。
「もう、真面目に答えてよ!」
「えー、めんどいから嫌。気が向いたら教えてあげる。」
そうだったね....。
さつきと青峰くんが幼馴染だって設定はまだ知らされてなかったのね...。
危なかったわ....。
そんなこんなでさつきとおしゃべりをしていたら、あっという間に赤司っちの家に着いた。
うわー、こんな大きいお屋敷みたいなのテレビの中でしか見たことないよー。
すごすぎでしょ。赤司っち。
なんかみんなが相変わらずすごいとか口々に言ってるのに平然と入っていく。
これがお坊ちゃまですか。
すごいことは知ってたけどまさかこんな大きい屋敷に父親と赤司っちと使用人で住んでるだなんて驚いた。
中に入ると、メイドさんが迎えてくれてお嬢様気分を味わえた。
赤司っちを先頭にお屋敷を歩いていく。
部屋までが長く、家の中でも靴を履いているという感覚になかなか慣れない。
赤司っちの部屋に着いた。
感想としては、すごいの一言に尽きるのだった。