第17章 勉強会をしよう
みさきなでしこside
「みんなで勉強会をするのですが、みさきなでしこさんも来ませんか?」
勉強会?
昼休みで丁度良いからまだ行ったことがなかった図書室に行ってみることにした。
図書室といえば、黒子くんや緑間くんのイメージが強いんだけどいるかなぁ。
そんな期待を胸に図書室にやってきた。
図書室に来てみると、結構人はいたがとても静かだった。
さすが図書室ね...。
感心しながら何か面白い本がないか探していく。
小説、マンガ、絵本、辞書....色んな種類の本があって見ているだけでも楽しかった。
ある一角に来たところである人に声をかけられた。
「柏木さん。」
「っ?!く、黒子くん....。もう....ここが図書室じゃなかったら叫んでるレベルで驚いたわ。」
「叫ぶのはさすがにダメですよ。図書室ですから静かにしてください。」
「分かってるわよ。私だってマナーくらいちゃんと守れるっつうの。」
「そうですか。意外ですね。」
「よく言われるー。まぁ、こんななりだから仕方ないけどね。」
「そうですね。」
「そこは否定しろよ。」
「....すみません。」
なんだか変な会話だったが面白かった。