第2章 黒の教団・新しい入団者の少年
―一方その頃、side.白髪の少年
?「…はぁ、はぁ……此処が…黒の教団… なんでこんな所に建ってるんだ…?」
城壁の前には断崖絶壁を登り【黒の教団本部】へ辿りついた1人の少年がいた。
―教団内科学室内部。
?「ちょっと〜! ダメじゃないリーバー君、部外者入れちゃ〜 」
?「それが部外者っぽくないのよ、兄さん。ほらここ見て。この子、クロス元帥のゴーレム連れてるの。」
リーバー「…室長、何か聞いてます?」
コムイ「ん〜?元帥の…? 知らなーい。……ところで、リナリーユウリちゃんは?」
リナリー「まだ目が覚めなくて今医務室にいるわ。神田が付き添ってる筈よ?」
コムイ「ふーん… 」
そんな会話がされていると、突然、門番が叫んだ。
門番「…アウトォォォォォ! コイツアウト!! 悪魔の手先(かも)だぁーーー!!」
一同「「「……なにーー!?」」」
リーバー「…おい! 誰か城内のエクソシストは…」
リナリー「大丈夫。神田がもう向かったわ。」
―教団前。
?「ちょ、ちょっと!! 僕は人間ですよ!…確かに少し呪われてるけど…💧」
そう言って門番を殴る(叩く)白髪の少年。
門番「ンギャアァァァ!? 触んなボケェェェ!!」
城壁の上に、1人の青年が着き、少年へ刀の切っ先を向けた。
?「 …貴様…悪魔が1人で来るとはいい度胸じゃねーか!!」
少年「!?」
門番「か、神田ぁ〜!!」
少年「…違います!!僕は人間です!」
神田「…人間? …門番!!どういう事だ!」
門番「だ、だってよぉレントゲンに何も写んなかったんだぜ…?(汗)」
少年「だ、だから僕は人間ですって!」
神田「…ふんっ まぁいい。…切ってみりゃ分かることだ。イノセンス、発動!!」
神田がイノセンス・【六幻】を発動させ、少年に襲い掛かった。
少年「う、うわあぁぁ!!(い、イノセンス… ?) !?」
『…っ… ストップよ、ユウ、アレン。……コムイさん、この子の紹介状が届いてる筈よ。』
アレン「えっ? …ユ、ユウリ!?」
しかし、危機一髪の所でユウリが神田の攻撃を受け止めた。
神田「!!… おい…どういう事だユウリ。…お前の知り合いか?」
ユウリ「ん、… 久しぶりね、アレン…。 ユウ、アレンは私の弟弟子よ。」