第2章 黒の教団・新しい入団者の少年
―医務室にて。
婦長「…まったく貴方達は… ユウリ、貴女は包帯替えた方が良いわ…ほら早く脱いでちょうだい。」
『え、えっと… 婦長…まっ…!』
抵抗を示すユウリの団服を脱がし始めた婦長は、ユウリの団服の下を見て目を丸くした。
婦長「!! 貴女…またこんなにキツく巻いて…」
『…あはははは…』
婦長「はぁ…取るわよ。」
『ふ、婦長…やっ!! 』
神田「…」
未だ抵抗するユウリの胸元のサラシを緩めていくと、プルンッと隠れていた膨らみが現れ本来の大きさに戻っていく。
婦長「…こんなに締め付けて… 動きやすいかもしれないけど、身体には良くないのよ?」
『…うぅ〜… 楽なんだもの…』
神田「…はぁ…」
緩く巻き直していく婦長は、ユウリの身体を触診していく。
婦長「あら? …ユウリ… 貴女もしかして…また少し大きくなった?」
『…や…き、気のせいじゃない…?(汗』
神田「…ユウリ、」
『… 最近、団服が少しキツい…です… うぅ〜///』
半泣きのユウリ。彼女にとってこの大きな胸は、色々と邪魔でコンプレックスなのだ。
婦長「…はい!もういいわ。…ユウリはサラシをあまりキツく巻かないこと、神田君は怪我したら1度は見せに来ること… いいわね?」
『はぁーい…』
神田「…チッ…」
そんなことをしているうちに治療は終わり、2人は婦長の言葉にそれぞれに返しながら医務室を出た。
そしてどちらともなく、ユウの部屋へと向かった。
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―神田の部屋。
ユウリは、部屋に着くとゆっくりとベッドに腰掛けた。
神田「…ユウリ…」
『んー? なぁーに、……ユウ?』
すると、神田が主人公の名前を呼び、【ギシッ】 という音と共に隣に腰掛け、ゆっくり主人公に覆い被さるようにして押し倒した。
『…どうかしたの?』
神田「…本当にもう大丈夫なのか?」
『… (クス… もう大丈夫よ(微笑 心配かけてごめんね?』