第2章 境界
―五年前
「いやぁぁぁぁぁ!! ・・・信乃姉さまぁ!荘兄さまぁ!・・・浜路を一人にしないでぇ!!浜路もつれてってぇ!!・・・」
(『は・・・まじ・・・? 私達の大切な妹・・・ 荘介・・・四白・・・私の大切な家族・・・お願い・・・死なないで…護りたい・・・生きたい・・・』)
?「・・・生きたいか?・・・なら選べ・・・」
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『う・・・んん・・・ 朝・・・?起きなきゃ・・・』
そう言った主人公は支度を始めた。ガサゴソ・・・
【カチャッ】そして支度が終わると浜路達のいるリビングへと降りていった。
『ぅん・・・うっゲホゲホゲホッ』
しかしリビングへと続く階段を降りている途中、主人公は急に咳込んでしまう。そしてその咳込む音で主人公に気が付いた浜路が主人公の元へとやって来た。
浜路「!? 信乃!起きたのね? 身体は大丈夫?」
『ゲホッ ん、ごめん・・・大丈夫よ・・・(微笑)』
【ガチャッ】
?「ただいま。おや、信乃起きたんですね。(微笑)・・・あまり無茶をしないで下さいね?(苦笑)」
『クスッ 二人共ありがとう。ごめんなさいね。そんなに心配してくれなくても私は大丈夫よ。』