第2章 境界
―side.浜路
『ん、大丈夫よ…?(微笑) …んっ…』
そう言って顔にうっすらと笑みを浮かべる信乃。しかし、その瞬間に下腹部に痛みが襲い、一瞬顔を歪める。
浜路「……はぁ… 解ったわ。…さぁ!朝ご飯にしましょう!」
さっきの一瞬に気が付かなかった訳では無いが、これ以上ここで信乃を問い詰めていても、信乃の体力が持つかも解らないので、早々に質問を諦め、話を進めたのだ。
『!! うん、じゃあ行こう?(微笑) …荘介…浜路も行こう?』
荘介「えぇ。(苦笑)」
浜路のその言葉に安心したのか、微笑みを浮かべる信乃。そしてそんな信乃に苦笑を浮かべる荘介。
浜路「………あんまり無理しないでよね…」
『浜路ー? 何してるのー? 先に食べちゃうよー?』
話を進めはしたが、やはり信乃の身体が心配な浜路。
―side.浜路 終わり