第2章 デートのしかた
真選組に寝泊まりするなんて、オレの女になるやつが、そんなこと許されていいはずがない。あんな変態どもの中に紗希を放りこんでみろ。一瞬でバカどもの餌食になっちまう。
「だ、だめだよ銀さん……こんなこと!」
オレは半ば強引に紗希の着物を剥いでいった。あってないような抵抗が、オレの加虐心を煽る。頬を染め、瞳は涙で潤ませて、すがるように訴える。
「だめえ……」
そんな声で、そんな表情で言われても、だめだ。「もっとして」にしか聞こえない。
手に丁度いいサイズのやわらかな胸を揉みしだくと、紗希から力が抜けて行く。乳首をつまめば身をよじる。ほわほわたぷたぷの胸。ブラを外せば、きれいなピンク色の飾りがポロンと顔を出した。吸いつきたくなるようなかわいらしい蕾。思わず口に含んだ。
「ぎんさぁん……!」
甘い声がオレを呼ぶ。
胸も腹も腰も、尻も太腿も全部、なめらかな肌はやわらかい。肩に引っかかっていた着物も、全部はぎ取る。これでスッポンポン。なめらかでやわらかい体。逸品だ。紗希ちゃんったら、下の毛までほわほわ。
「んんっ、やあ、だめえ……」
ああ、おまえだけこんな格好なのも恥ずかしいよな。
紗希にまたがったまま、オレも着物を脱ぐ。インナーも、ズボンも、トランクスも。紗希の足首に引っかかっていた小さな下着も、ついでに取っ払う。
「ふぇん……」
恥ずかしそうに頬を染めて、泣き声をあげる紗希。愛おしくてしょうがない。かわいい、かわいい、オレの女体。もう一度、確かめるように抱きしめる。
「なあ、紗希」
「な、なあに……?」
顔を見れば、溜まっていた涙があふれている。泣かせてしまった。
でも、やっぱ怒んないんだ。こんな無理やり、おまえをまるごと奪おうとしているのに。オレじゃなくてもそうなのか?
肌理の細かい、きれいな肌。
やわらかいその頬に手を添える。涙を拭いてやったのに、またこぼれてくる。
「おまえのこと、スッゲー大事にするからよお……」
額と額をくっつける。すぐそこで大きな瞳が不安そうにゆれている。
涙でうるんだその瞳を見ていると、愛おしさがこみ上げてくる。底知れない加虐心と一緒に。