第122章 女にも性欲はある。
最期の言葉は聞き取れるか聞き取れないか、ぐらいの小さな声。土方は思わず聞き返す。すると葵咲はバッと顔を上げて潤んだ瞳を浮かべて土方へと顔をズイッと近付けた。
葵咲「“エッ○”したい…っ♡」
土方「っ!?!?」
葵咲「○○して○○○したいし、○○○とか○○○して欲しいっ。それに○○○してあげたいっ!それから○○○○○○○とかもォォォォォ♡♡♡」
完全に理性がぶっ飛んでいる。玲央の術は相当なモノのようだ。…と、そんな事を考えている場合ではない。己の欲望のままに、土方のスーツをひっぺがそうとする葵咲に、土方は慌てて制止を掛ける。
土方「どわーーーーっ!やめろォォォォォ!!」
言っても聞かない。いや、聞くはずがない。聞けない状態なのだ。しかも理性を失っているだけに、その力は半端じゃない。土方は玲央の方へと目を向けて叫んだ。
土方「ちょ!おま!これどうにかしろよ!!」
見ると玲央も側近の男も顔を真っ赤にして言葉を失い、唖然としている。それもそうだろう。そんな展開、一ミリたりとも想定していなかったのだから。側近の男は土方と目が合うと同時に両手で顔を覆って逃げるように駆け出した。
一方の玲央は、思考が追い付いていないのか、暫くその場で固まった後、顔から湯気を出して叫んだ。
玲央「っっっ!!キャーーーーーっ!!女が言う場合もセクハラになるんだからなァァァァァ!!」
その言葉だけを残し、玲央もその場から一目散に駆け出して行った。
土方「あっ!てめっ、逃げんなコラァァァァァ!!」