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銀魂 - 雪月花 -

第121章 異国のマナーは一朝一夕では身につかない。


突如態度までも一変する葵咲に土方は唖然とする。そして次の瞬間、葵咲は口元で手を組む司令座りで目を光らせた。


葵咲「君が私を志望する、そもそもの理由というものをお聞かせ下さい。」

土方「何で急に面接風だァァァァァ!!」


司令座り、すなわち碇ゲンドウと同じスタイル。というか、その態度を真似ただけの面接官のよう。発言が就職活動の面接官そのものだった。土方が的確なツッコミを入れるも、葵咲は変わらぬ態度のまま続ける。


葵咲「君は志望する理由もなしに面接を受けに来たのかね?」

土方「自分から面接って言ったよ!いつから面接!?」

葵咲「女なら誰でも良いんじゃないのかな?そんな事で受かると思っているのかね?」

土方「受かるって何!何に受かんの!?」


当初は土方じぶんが葵咲に質問を投げていた。にも拘らず立場は逆転。それどころか上から目線で謎の待遇に追われている。土方はツッコむしかない。だが葵咲は一歩も引かずに言葉を続ける。


葵咲「君のような人材は他にいくらでもいるのだよ。」

土方「いや、人材っておかしいだろ!オメーは何を求めてんだよ!!」


土方からの指摘に、今度は一風変えて葵咲は上体を起こす。


葵咲「『経歴も申し分ない。へ~、そんな経験が!即戦力じゃないか!ぜ、是非欲しい!こんな人材いったい何処で!?ビ●リーチ。』そんな人材を。」

土方「なんで最終的にCMになってんだァァァァァ!!」


人差し指を立てて、お馴染みのあのCMを真似る葵咲。それに対して当然の事ながら土方は大きな声でツッコんだ。そして葵咲は再び偉そうな面接官風の態度へと戻り、土方を見据える。


葵咲「明確な理由がないという事、それはすなわち私じゃなくても構わないという事。違うかね?」

土方「っ!」


このままツッコミ倒しても埒が明かない。仕方なく土方は葵咲の質問に真剣に応じる。
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