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銀魂 - 雪月花 -

第118章 幸せな時間明けの日常は夢オチを疑う。


その後葵咲は妙の部屋へと行き、女子達で集まって修学旅行のような夜を過ごす。集まった女子とは一緒に温泉に行ったメンバーだ。菓子や酒も持ち寄りながらUNOや大富豪、人生ゲーム等様々なゲームを楽しんだ。盛大に盛り上がって夜中零時過ぎには皆倒れるように雑魚寝で眠り込む。ただ一人、葵咲だけは眠れないでいた。


葵咲「・・・・・。」


布団に入ったものの、目が冴えて寝付く事が出来ない。葵咲はむくりと起き上がり、他の皆を起こさないよう気を付けて退室する。
葵咲は旅館内の廊下を歩きながら頬に両手を添える。そして顔を真っ赤にしながら、またもやぐるぐると考え始めた。


(葵咲:…あ~~~私、土方さんと…!夢じゃないんだぁ…。ってか土方さんが私の事好…。)


言葉にしようとすると余計に恥ずかしい。葵咲はかぁぁぁっとなって更に顔を熱くした。


(葵咲:あ~~~どうしよう~~~!!明日からどんな顔して会えば…!)


そうして再び頭を抱えていると、中庭に面する縁側に腰掛け、満月を見上げている人物が視界に入る。


葵咲「ん?」


将軍だ。
将軍はお盆にとっくり、おちょこを置いて酒を飲みながら空を見上げている。彼も眠れないのだろうか。葵咲は将軍の傍へと歩み寄った。


葵咲「将ちゃん。」

茂々「!」


こんな夜更けに誰かに声を掛けられるとは思っていなかったのか、将軍は一瞬背中をビクリとさせて振り返った。振り返った将軍と目を合わせ、葵咲は微笑み掛ける。


葵咲「隣、良いですか?」


将軍は静かに頷く。将軍の了承を得た事で葵咲は隣に腰を下ろした。二人は静かに空を見上げる。そして将軍がポツリと呟いた。


茂々「今夜は月が綺麗だな。」

葵咲「満月ですね。」


雲一つ掛かっていない綺麗な真ん丸お月様が顔を覗かせている。見惚れていれば吸い込まれてしまいそうな程。しかも場所は山々に囲まれる温泉旅館。風情があって良い。日本の風情を堪能していると、将軍が穏やかな微笑を浮かべて葵咲へと語り掛けた。
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