• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第118章 幸せな時間明けの日常は夢オチを疑う。


たまはこの場に他の面々が集まっている状況と、葵咲達の反応を見て瞬時に状況を把握。そしてフォローの言葉を付け加えた。


たま「申し訳ありません、誤解です。先程温泉で葵咲様がのぼせて倒れられて。私が部屋まで運んでいるところを土方さんに遭遇し、介抱をお願いしたのです。私はまだ仕事が残っておりましたので。」


若干の時間差はあるものの、たまの言葉は嘘ではない。だが二人の素振りから少し疑いの要素もあった為、念の為に九兵衛が葵咲達へと確認の視線を送る。


九兵衛「そうだったのか?」

土方「そ、そうだよ!ちょうど今こいつが目ぇ覚ましたところだったんだよ!」

妙「でもさっき今打ち合わせの最中って言ってませんでした?」

葵咲「ちょうど起きて打ち合わせが始まったところだったの!」

九兵衛「そうか。」


何処か様子がおかしな二人ではあるが、自然な流れではある。本人達とたまや月詠がそう言うのであれば、そうなのだろう。そう思い、妙や九兵衛達は納得して頷いた。

何とか疑いが解けた事で、土方はゆっくりと立ち上がる。


土方「打ち合わせはもう良いからオメーらで楽しんで来い。俺ァ煙草吸ってくる。」

葵咲「あ、は、はい。」


これ以上この場にいても、何かしらのボロが出てしまいそうだ。そう思い、土方は葵咲の部屋からそそくさと退散。葵咲も少しホッとした様子で軽く息をついた。
そんな葵咲を見て、隣で静かに月詠が囁く。


月詠「…良かったのか?」

葵咲「えっ!何がっ!?」


ドキリと背中を震わせる葵咲。思わず月詠の方へと目をやる。しどろもどろに顔を赤くする葵咲を見て、月詠はフゥと息を吐いて首を横に振った。


月詠「…いや。無粋な事は言わん。」

葵咲「・・・・っ。」


先程のフォローからも分かるように、月詠が二人の情事に気付いている事は間違いない。返す言葉もない。葵咲は再び顔を赤らめながら頬を掻いた。
/ 1438ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp