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いつかきっと✨

第1章 日常


ー和ー

しばらく音楽室でピアノを弾いてると

ガラガラッ

!!!!

音がしてビックリしたけどゆうちゃんだった

ゆ「忘れ物しちゃった」

そう言ってゆうちゃんは筆箱を俺に見せた

ゆ「和くん 隣座っていい?」
俺は頷いた
そしてまた同じ曲を弾いてた

ガラガラッ

!!!!

また扉の音がしてそちらを見ると
音楽の先生が入ってきた

先「お前らが弾いてたのか?」
2人「・・・」

俺は大人がきて頭が真っ白
ゆうちゃんは怒られると思って黙ってる
げど先生は

先「さっきの演奏とってもよかった 今度校歌の伴奏のディスクを作ろうと思ってたんだけど 弾いてくれないから それから式のときの伴奏もしてほしいんだけど」

いきなりそう言い出した
でも俺はなにも言わなかったら

ゆ「さっきの私です そんなに誉めてもらえるなんて」

えっ?
弾いてたの僕なんだけど
別に伴奏がしたいわけでもないけど
友達とか、人付き合いとかあまりない僕にはなんで違ったことを言ってるか分からなかった
そうしている間に話が進み
ゆうちゃんは伴奏をすることになりいま弾いてみてる
でも俺からすると間違ってるところがいっぱいある
でも先生は頷きながら聞いてる
弾き終わって

ゆ「あっ教室戻らなきゃ」
そう言って先生と出ていった

ふぅー
先生が出ていって俺は力が抜けた
そして気分転換に校歌を弾いてみた
そしたら

ガラガラッ

!!!!!!

また先生が帰ってきた

先「さっき弾いてたの本当は君なんだね」

さっきと違って一対一
しかも僕に話しかけている
怖いよっ 潤!

先「もしよかったら録音させてくれない?」
そういいながら近寄ってくる

俺は震える体で必死に椅子から立ち上がり窓の方に逃げる

先「えっ ちょっと待って どーしたの? 嫌ならやらなくていいから」

先生の言葉は俺には届かない

一番角まできたが先生がまだ近寄ってくる
そしてそこの窓だけ開いていた
もう逃げるところはここしかない
そう思って窓に足をかけた
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