• テキストサイズ

後輩の彼に監禁されて・・・

第2章 監禁


そして部屋の中に着き、ちょっと緊張した雰囲気の中、恐る恐る話を切り出した。


「ねぇ、悠希。ちょっと話したいことがあるんだけど、聞いてくれる?」

と、落ち着いて言った。


「うん、どうしたの?」

と、彼はいつもと同じで、優しい、あまり年下とは思えない雰囲気で答えてくれた。


「あの・・・私と・・・別れてほしいの。」



と言ったら、悠希は一瞬とまどった後、何で?と聞き返した



「だって、おばあちゃん死んじゃって、色々と大変だし、親戚の人には、迷惑かけられないし、私高校中退したら、働くから、会えなくなると思うし・・・それに悠希だって私よりもいい人と付き合った方がいいと思う。悠希だってモテてるんだし。」



悠希は、影で結構同級生の娘達から人気があって、何で私に告白したんだろうって思うぐらい。それに、私とは全然釣り合ってない。そう思ってた部分もあって、別れようと思たところもあった。



「たったそれだけの理由?それだけだったら俺は納得できないし、紗那以外に好きになれる人なんていない。」

と悠希が言ってくれた。



けど―――――――



「ごめん・・・」


そう言い、涙が出そうになるのをこらえ、悠希の部屋を出よ

うとドアを開けようとした瞬間―――


ガシッと悠希に腕を掴まれた。


「え・・・悠希?」


別に腕を掴まれるの位そんなに動揺しなかったけど、妙に力を入れていて、振りほどけなかった。


「逃がさない」



そう言った瞬間、口を重ねた。






/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp