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【刀剣乱舞】舞桜。[オールキャラ]

第2章 鶴丸国永編


三日月と乱のおかげでこの気持ちに気付けた。
なら伝えなければ損であろう。
「あぁ、伝えるぜ」
主が驚く以前に俺のこの気持ちを伝えたい。


「ただいま~」
「おかえり主!」「おかえりなさい!」
主が帰ってきた。
早速伝えよう。
「おかえり主」
「ただいま、鶴丸さん」
「ちょっとあっちで話さないか?」

俺と主は庭に来た。
ちょうど今夜は満月だ。
「満月綺麗ですね」
満月を見上げる主。
なんだか胸騒ぎがする。
これも恋をしている証拠だろうな。
「俺・・・」
ゆっくり振りかえる主。
今だ。

「主が好きなんだ」

短い文だが俺には凄く長く感じた。
主は目を見開き、俺を見つめる。
主の瞳には俺と満月が映っている。
まるで、時間が止まったかのような静けさになった。
主は黙ったまま。
「俺、やっと気付けたんだ。好きだって。
 恋とかした事ないけど、これが恋なんだってはっきりわかる。
 主だから、だからこそ好きになった」
「鶴丸さん・・・」
一歩一歩近づいてくる主。
そうして俺の目の前に来て手を握ってきた。
「こんなに驚いたのは初めてです。
 私もずっと鶴丸さんが好きでした。」
「主・・・」
主も俺を好きだと言ってくれた。
この気持ちはなんなんだろうか。
表せない程込み上げてくる嬉しい感情。
俺は今、主と1つになれたんだ。
抱きしめる。
この腕の仲の温もりを確かめるように。
「やっと主を驚かせられた。
 だったら今日から、もっと驚くことをしよう」
見つめ合い、そうして唇を交わした。

Fin.
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