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【刀剣乱舞】舞桜。[オールキャラ]

第3章 加州清光編


「じゃあこの次は?」
「次はこことここを編むんだよ」
あーあ。暇。
せっかく主といるっていうのに安定が独り占め。
編み物っていうのをしてるらしいけど。
俺はそういう女向きなの興味ない。
主も楽しそうにやってるし・・・。
「清光、そんなにジロジロみて本当はやりたいんでしょ。
 だったらやれば?」
そう言ってくる安定。
うざい。
「俺は安定ちゃんみたいに女向けの興味ないんで」
「はぁ!?別にそういうのじゃないだろ!
 それにちゃん付けするなよ!」
「どう考えても女向けでしょ。
 安定ちゃんはそういうのが好きらしいね~」
イライラする。
もっとからかってやろう。
そうしたら怒ってやめるかもしれない。
つまり主と喋れるしね。
「俺は違「静かに!」
俺らが言い合いをしていたら主が怒鳴った。
怒っちゃったかな。
「二人共喧嘩しないの!わかった!?」
「でも清光が俺を馬鹿にしてきたから・・・!」
「安定も言い返したでしょ?
 お互い様!」
なんで俺まで怒られなきゃいけないの。
全部安定が悪いんじゃん。
主を、俺の主を独り占めするから。
「清光もからかったりしちゃだめ。
 喧嘩なし。これは主命だからね?」
っ・・・。
主はそうやって主命だ主命だと事を済ます。
確かに主命は絶対。逆らう事は出来ない。
俺がどれだけ主に見て欲しくて、認めて欲しくて、沢山努力してるの知らないくせに。
俺がどれだけ主を愛してるかも知らないくせに。
その時走ってここに来てる足音が聞こえた。
「ここにおったか!今日は接憎とお主が畑仕事であるぞ。
 行くぞ!」
「え、ちょ、ちょっと待ってよ!」
間が良いのか悪いのか、山伏さんが安定を連れていった。
主と二人きり・・・か。
これはチャンスかもね。
「ねー主。構って?」
「・・・。」
無反応ねぇ。
まだ怒ってんの。
普通だったら俺は泣きそうな感じで主にすがりついて許してもらうけど。
俺だって今日はそうはいかない。
キレてるんだ。
あんなに安定と楽しそうにしやがって。
目障りなんだよねー。あーゆーの。
「っ!ちょっと何を・・・!」
俺は主を押し倒した。
手首細いなー。
さすが女なだけあるよね。
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