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【刀剣乱舞】舞桜。[オールキャラ]

第1章 三日月宗近編


「こちらこそ頼むぞ。」
そう言い、俺は優しく3人の頭をなでた。
「燭台切さんも宜しくお願いします!」
「そうか、僕が部隊長だったね。
 頑張ろうね」
「私からも弟達を宜しくお願いします。」
燭台切は皆にとって頼りがいのある者だからな。
一期も前に燭台切殿だったら弟達を安心して任せられますと燭台切に話していた。
この様子であると燭台切に話しかける事は難しいであろう。
それに大倶利加羅も燭台切と共にいるであろう。
出陣帰りに相談してみようと思ったのだが無理そうだな。
仕方ない。諦めるか。
「・・・光忠、時間。」
「あ、もう出陣時間だね。教えてくれてありがとう倶利ちゃん。
 さて、行こうか!」
粟田口も張り切っておるし、俺も頑張るか。


「ボク、燭台切さんのあの台詞聞きたい!」
「僕も!」
「僕も聴いてみたいです!」
燭台切は粟田口に囲まれている。
「いいよ。いくよ?
 ――――かっこよく決めたいよね!」
粟田口がそれを聞いてかっこいいなど言っていた。
燭台切は何をしなくてもかっこいいと思うがな。
そういえば大倶利加羅が燭台切と一緒にいないな。
周りを見てみたら俺の少し後ろを歩いていた。
「大倶利加羅は燭台切のところへ行かぬのか?」
「・・・俺はいい。」
何故であろうか。
いつも一緒にいるというのに。
「いつも共にいるではないか」
「いつもじゃない。
 今光忠は粟田口と一緒にいる。」
ほう。
つまり遠慮しておるのか。
そしたら俺もそうなるか。


「皆よく頑張ったね!
 資源も沢山手に入れたし帰ろうか」
まだ粟田口に囲まれている。
相談したいのだが・・・
「なぁ。」
隣にいた大倶利加羅が声をかけてきた。
「なんだ?」
「あんた、光忠に用あんだろ」
・・・!
何故わかったのであろうか。
「そんな驚く顔するな。
 見てればわかる。いつもとじゃ様子が違う。」
やはり顔に出てしまっていたか。
平然を装うはずだったのだが。
「・・・それに光忠があんたの事気にしてた。
 何か自分に言いたい事あるんじゃないかって。」
そこまで気づかれておったか。
流石であるな。
本当に鋭い。
だがせっかく粟田口が楽しそうにしているんだ。
邪魔などしたくない。
「・・・俺は先に行く。」
そう言い大倶利加羅は本丸に足早に向かってしまった。


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