• テキストサイズ

舞い降りた天女【イケメン戦国】

第13章 天女の御加護


「ねーねー……」


穢れを知らない澄んだ瞳が催促してくる。

いや……あの……



「こら!太助!!天女様に失礼だよ!おやめ!!」


母親らしき人が人混みをかき分けて、男の子の手を掴んで私から離そうとする。

でも男の子は半べそになりながら「やだ!おいらも!!」と必死に抵抗をしてる。

何だか可哀相に思うけど、私にはそんな力なんてないし。
困って光秀さんに助けを求めようとすると


「、御加護を与えてやれ」

「光秀さん……?!」


穢れを知っているであろう瞳が催促をしてくる
(めちゃ目が語ってるんだけど)
無茶ぶりすぎでしょ?!

戸惑っていると光秀さんはよく通る声で



「信長様のお膝元にいる天女様が、みなに御加護を与えてくれるぞ」

「え……?!」



何を言っちゃってるのよ?!



「ちょっと!光秀さん……!」
「なんだ?」
「無茶ぶりしないで下さいよ」


(小声で抗議中)


「」
「何ですか?」
「お前から見てこの安土はどう見えている?」
「どう……って」


他の土地を見たことないから何とも言えないんだけど


「活気があって賑わっていますよね。みんな幸せそうに暮らしているように思いますけど」
「その幸せを壊す気か?」
「え……?」


どういう意味なの?


/ 80ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp