第4章 登場! 青学レギュラー陣
――放課後
?「雅〜 涼子〜 やっと放課後だよー!!」
『ふふ そうねぇ〜』
涼子「…いやいやいや、雅!? アンタ何のんびり杏子と話してんのさ!? 部活は!?」
『ん?これからよー? 涼ちゃんは?』
涼子「いや… うちも今から… 」
杏子「えぇ〜 やだやだー! 雅も涼子も杏子とお話してようよ〜」
涼子「…杏子、無茶言うなよ。」
杏子「えぇぇ〜」
全ての授業が終わって放課後。雅に話し掛けてきたのは、1年時からのクラスメイト高瀬 杏子(たかせ きょうこ)と、3年からのクラスメイトで杏子の幼馴染みの三谷原 涼子(みやはら りょうこ)。
『ふふ ごめんね、杏ちゃん。また今度ゆっくりお話しましょう? 涼ちゃんもね。』
涼子「おー 雅、今日も頑張ってきな〜」
『うん、ありがとう(微笑』
不二「雅、そろそろ行くよ?」
『ん、はぁーい!』
そして雅は、涼子と杏子に挨拶を済ませ、不二と菊丸の所へと急ぎ足で向かった。
後ろで杏子が、「雅行かないでー!」等と叫んでいるが、気にせずテニスコートへと向かう。
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――雅達の去った後の教室
杏子「ブゥー!! 雅がいなきゃつーまーんなーい〜!!」
涼子「…はぁ… 仕方ないだろー?雅は男テニのマネなんだからさぁー」
杏子「だってだってぇ〜 ……雅ホントに楽しそうなんだもん…」
涼子「…杏子…」
杏子「雅は杏子の大切友達だもん!! テニス部なんかに渡さないんだからぁ!! クソ〜、覚えとけー!男テニの男共め〜!!」
涼子「… お前なぁ…」
杏子「特に手塚ぁーーー!!」
涼子「お、おい杏子!?」
―雅達が去った後の教室で、こんな会話がされていたとは雅達は知りもしない。