第4章 登場! 青学レギュラー陣
――皆が屋上を後にしたあと
手塚「…越前は… お前の知り合いか?」
『… ふふ… とても可愛いのよ(妖笑 …ん、ゲホッ…』
手塚「…… 身体はもう本当に大丈夫なのか…?」
手塚は、自分の問いに雅がそれ以上答える気が無いと分かると、少しの沈黙の後、話題を変えた。
『…ゲホゲホ…う、ん…私は大丈夫よ。…貴方こそ…』
手塚「俺は大丈夫だ。」
『…そう…でもあまり無理はしないでね?』
そう言いながら雅は、未だ優しく頭を撫でてくれている手塚の肩に、あまり負担が掛からない様に優しく寄り添う。
皆が屋上を後にしたあと、こうして2人だけでゆっくりするのも、習慣となりつつある。
手塚「…ふっ…(微笑 あぁ。雅…」
『ん… ふふ(微笑』
手塚は、自分の肩に負担が掛からない配慮しながら寄り添う、自分より小さな愛しい恋人の身体を優しく抱き寄せ、強く抱き締める。雅もまた、優しく、手塚を抱き締め返す。
こうして、2人だけの時間はゆっくり穏やかに流れて行く。