第3章 王子様の初出陣・恋人同士の甘い一時
――スポーツショップの近くの喫茶店にて。
『ん、美味しい…(微笑』
手塚「ふっ そうか…良かったな。(微笑」
『えぇ。ここ…来てみたかったの。』
雅が今食べているのは、甘さ控え目に作られた可愛いチョコレートケーキと、ミルクティ。一方の手塚は、ブラックコーヒーのみ。
手塚「…来たことなかったのか?」
『えぇ。一人では来ずらいし、弟も相模 ルイちゃんもこういう所嫌がるし…甘いものあまり好きじゃないから…(苦笑』
手塚「そうか…。」
『…でも…貴方こそ良かったの?…貴方も甘いもの…苦手でしょう…?』
手塚「大丈夫だ。それに…お前が楽しそうだからな。」
『!!…クス… ありがとう…(微笑』
こんな甘々な会話をしている二人。店の客もこの空気に、二人を微笑ましく見守っているほどだ。(まぁ、本人達に自覚は全く無いが。)