第2章 王子様、お姫様と再開する。
河村「そっかぁ。そういえば雅ちゃんの家族はアメリカに居るんだっけ。」
『えぇ、私は親戚の姉さんと一緒に暮らしているの。…でもやっぱり、二人は寂しかったから。』
不二「クス 弟が帰ってくるのが嬉しいんだね。」
『えぇ!とても可愛い弟なのよ。 …あの子がどう思ってるかは判らないけど。』
手塚「何かあったのか?」
『んー? …私日本に来ることあの子に何も言わなかったから(苦笑』
菊丸「な、何も!?」
『えぇ、何も。』
大石「ははっ そりゃ大変。」
苦笑を漏らすことしか出来ない雅。実際、雅が日本に来たことを知っている人は少ない。
桃城「そーいやぁ、雅先輩の弟って今年入学して来るんすよね?」
『ええ。』
乾「ふむ…いいデータが取れそうだ。」
『あら… ふふ(苦笑』
手塚「テニスはしているのか?」
『…とても強いわよ? ふふふ』
不二「クスッ それは楽しみだね。」
『そうなの。早く会いたいわ。』
そんな会話をしながらも、部活は進み辺りがうっすら夕暮れ色に染まり始めた頃、終了した。