• テキストサイズ

きみの歌を奏でよう。featuring;*来栖翔

第2章 【R15】男の勲章


声が我慢できない。
慌てて手で口を塞いだのに、そんなことは諸刃の剣。
じわりじわりとやって来る快感に耐えられず、切ない声を漏らし、支えきれない身体を翔くんの肩にあずける。

「……もうイキそうなの?」

かすかに頷くと、翔くんは空いた手でわたしの頭をポンポンと撫でたあと、きゅっと抱き締めた。

「ベッド行く?」

返事を待たずに、わたしの身体はフワリと浮き上がる。

「……わ、お……重くない?」

「こんくらい、どーってことねーよ。いざって時、お前を守るだけの力くらいあるんだからさ」

まるでヒーローに助けられた時みたいなセリフ。
だけど、わたしは今からそのヒーローに、あんなことやこんなことをされてしまうわけなのだ……。
/ 17ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp