第2章 【R15】男の勲章
「……っ、んっ……!」
びくん、と身体が跳ねる。
ねっとりと濡れたショーツ越しに翔くんの指を感じる。
焦らすように肝心な部分を絶妙に避け、ゆっくりとワレメをなぞっている。
腰が浮いてしまいそうになる。
「春歌、可愛い……」
熱っぽい翔くんの目がわたしの目を見つめている。
もっと……触って……。
無言でそう訴えると、翔くんは苦笑いした。
「……本当はもっと焦らしたいのに、春歌がそんな顔するから……いつも負けちまう」
そう言って、ショーツをずらした横から人差し指をナカに挿れてくる。
あっさりと呑み込まれた指先は内壁を擦り、刺激が与えられる度に蜜が溢れ、翔くんの手首を伝って滴り落ちていく。