第2章 【R15】男の勲章
「春歌……昔より大胆になったよなぁ……」
そう言われて我に返り、妙に恥ずかしくなった。
「だ、だって……初めてじゃ、ないし、ね」
「んー……でもさ、久しぶりじゃん?こういうことすんの」
“こういうこと”と言いながら、翔くんはわたしを抱え直し、胸の突起に舌を這わせて転がしはじめる。
「ひぁっ……!」
「……感度は変わんねーな……ココも……すげー濡れてる」
ズルい。
なんて艶っぽい声。
いつもより少し低めのちょっとだけ掠れた声に、わたしは胸を撃ち抜かれたようにドキリとしてしまう。
バラエティ番組で無邪気にはしゃぐ声と、“こういうとき”の声のギャップが激しすぎて。
だから……