第2章 【R15】男の勲章
慌てるわたしをよそに翔くんは言う。
「あ……やべ、跡ついちゃった、ゴメンな」
全然ゴメンと思ってない言い方。
確信犯だと思う。
「……っ、くすぐったいぃ」
「感じてる証拠だろ?」
いつの間にかブラウスのボタンは外され、スルリと肩から袖が落ちる。
それを合図に、翔くんは背中に這うようなキスを落として行き、ブラを押し上げて胸を包みこむように触れる。
同時に右手は既にわたしの足の間に差し込まれ、スカートの中に入ってきていた。
「や……っ、あ」
胸の先は立ち上がり、翔くんの指が触れる度に痺れるような感覚に襲われ、身体を震わせる。
「……んっとに、感じやすいな、お前」