第2章 『死ぬかと思った・・・』
ばさっ
『はい。お金』
「「んな・・・・・・、!」」
『足りないとか言わせないよ。
見ての通り、アンタらの利子分に合わせて持って来たんだから』
「ど・・・っ、どこでこんな・・・!?」
『これでチャラだよね?』
「そ、それは・・・」
『・・・・・・』
「・・・・・・っに・・・ニセ札に決まってる!!
じゃなきゃこの短期間で返せる額じゃねえ!」
『あ、そ。
じゃあ評議院にでも行こっか』
「・・・、は?」
『疑うなら一枚一枚、J(ジュエル)確認してもらおうよ。もしニセ札あったらそれこそ評議院の問題だし』
「ちょ、は??
ひょ・・・評議院・・・??」
『評議院から受け渡したお金がまさかのニセ札だったなんて、報道のいいエサだよ。
うっわー、明日の新聞は一面トップで載っちゃうよ』
「う、受け・・・渡された・・・!??」
「で・・・デタラメ言ってんじゃねえよ!
テメエみたいなモヤシが評議院と繋がってる訳ねえだろうが!」
「そうだそうだ!!
適当な事抜かしてると痛い目合わせるぞ生き倒れが!」
「豆もやし!!」
「モヤシ!!!」
『・・・・・ふうー・・・』
すっ・・・
「!
な、なんだよでやるってのか?」
『モヤシを馬鹿にすんな』
※ 黄昏の鬼(トワイライトオウガ)終了のお知らせ ※