第1章 悪戯心はほどほどに
「え・・・?」
目を開けると、後ろから抱き上げられたことが分かったが、こんなことが出来るのはきっと敦だけだ。そう思い、後ろを振り返るといつもの力の抜けたような敦ではなく、バスケの試合をしているときのような真剣な顔をした敦だった。
「なにしてんのー?」
「あ、敦・・・」
「俺は悪くねぇぞ」
「ズルいぞ。青峰」
「けっ、自業自得だ馬鹿」
そういい、青峰は逃げて行った。あの野郎、あとで覚えてろ。
そんなことを考えながらも、本気の敦をどうしようかということも考えなくてはいけない。悪戯のつもりだったのだが、どうやら本気で怒ってしまったらしい。