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青い春のコイゴコロ

第5章 もう一つの愛を育む


「へぇー。あ、電車きた。じゃ、また明日な。」
そう言って、小林くんは電車に乗っていった。
疲れた‥‥。
なんというか‥‥うまく言えないけど。
苦手なタイプだなぁ‥‥。

そろそろ電車が来るはずだ。
人が多くなってきて、狭いホームには少しきつい。
帰らなきゃ。
もうちょっとここにいたいな‥‥。
だめだ。
さすがにもう1本見送ると、帰りが遅くなりすぎる。
柊が同じ方面だったなら‥‥。
そう考えては、どうしようもない現実にぶつかって、ちょっと自分が嫌になる。
帰ろう。
ここにいても、柊が来るわけじゃないし。
そう思って、電車に乗り込んだ。
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