第1章 出逢い
怪我を治療してもらい、ストッキングを履き直す。
「本当にありがとうございました」
深くお辞儀をする。
「いや、いいんですよ。それより焦ってたみたいですけど、時間大丈夫ですか?」
「あ!!!!」
時計を見るとすでに集合時間は過ぎていた。
あぁ、今回もダメかぁ…
「もしかして、就職活動かなにか?」
「そうです…夏に決まっていたんですけど、取り消されてしまって、今焦って探しているところなんです…」
言ってて情けなくなってくるわ、、
「ん~なるほど~」
下唇を噛みながら少し考える彼
いったいどうしたんだろう?と思っていると
「ちょっと待っててください」
携帯を取り出して電話をし始めた。
もちろん何を話しているのか分かるはずもなく待っていると…