第14章 イヤミの娘奪還大作戦
デカパン博士が作った薬で二人は誰もが振り返るような美人に変身した。
「これで六つ子からがっぽり稼ぎまくるザンスよ」
イヤミとチビ太は悪人のような顔で笑った。
………
「イヤヨちゃん~~」
「チビミちゃん~~」
「「「「「「かっわいいなあ~~」」」」」」
鼻の下を伸ばしてヘラヘラ笑う六つ子。
結果から言うと二人はすぐに六つ子の心を掴んだ。
そして予想以上に自分達にお金を注ぎ込んでくれた。
ただ心配なことが一つあった。
最近どうやら薬の効果が切れるのが早いと感じ始めた。
それをデカパン博士に電話で問い詰めると
「免疫がついてきただす。慣れると時間は短くなるだす」と
言われ、そろそろレンタル彼女も潮時だと思い始めた頃、
またあの六つ子が現れた。
「チビミちゃん、イヤヨちゃん~~またデートしようよ!」
随分とやつれた六つ子。
お金のない六つ子にはもう興味はない。
後は梅子を迎えに行くだけだとイヤミは思った。
「ごめんね~、もうレンタル彼女はおしまいなの。それにあなた達もうお金もないでしょ?」
「ふふっ……」
六つ子は肩を震わせニヤリと笑う。すると、
「じゃじゃーん!」
六つ子がジュラルミンケースを取り出し中を開けると、諭吉さんがぎっしり詰まっていた。
「しぇ……えええええ!?」
うっかり口癖のシェー!を言ってしまいそうになるほどイヤミ(イヤヨ)は驚いた。隣のチビ太(チビミ)も瞳孔が開いている。
「驚いた? 俺達、働いて稼いだんだ」
二人は思い知った。
((童貞の本気こええええええええ!!))
***
三ヶ月ぶり……?:(´◦ω◦`):ガクブル
まだこの話終わってねえええええええ/^o^\
しおりとか皆さん挟んだままでいてくれてありがとうございます(´;ω;`)
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m