第5章 カラ松と仲良くなる
カラ松side
感じる、感じるぞ、カラ松ガールの熱い視線が。
期待に応えるべく振り向くと、昨日から一緒に住むことになった梅子がいた。梅子までも虜にしてしまうとは……俺は罪な男だぜ☆
いつもカラ松ガール達は俺に冷たい視線や言葉をプレゼントしてくれるのだが、梅子は違った。こんな俺に普通に接してくれた。そしておつかいを行くと行った梅子の腕を掴んだ。このまま離れるのはなんだか嫌だったからだ。
梅子の荷物を持ったり、手助けをしていたら、梅子がふと『カラ松くんみたいなお兄ちゃん欲しいなぁ……』と言った。確かに言った。俺はこの胸(ハート)を鷲掴みにされた。俺は頼られることにとても弱いっ!!!
ブラザー達のことは当然大切であるが、梅子のこともブラザー同様大切だと伝えると恥ずかしそうにしながらも嬉しそうにしていた。か、可愛いっ!!
梅子に悪い虫が付かないように、これから頑張らなくてはならない。しばらくはカラ松ガールに会えなくなるかもしれないな……許せ、カラ松ガールよ。