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beat〔SLAMDUNK〕

第1章 施設の友達


「桜木くん、お昼ですよ。」

にこにこしながら 仲本さんが入ってきた。

「あ…はい、あざっす…」

寝ぼけまなこで起き上がる。


食べ終わると、「たくさん食べたわね。」といって仲本さんは笑顔で空になった食器を手に戻っていった。

しばらく雑誌を呼んでいたが、トイレをしようと部屋を出た。すると離れたところに彼女の姿が見えた。
向こうはたしか…『リハビリテーション室』。

「おーい!お嬢さん!」

綺美佳は驚いて声のする方向に体を向けた。

「お嬢さん!?」

見ると、ハッハッハッと大きく笑いながらゆっくりこっちへやってくる赤いお猿さん。

「見てみたいのですよ!リハビリというのを!」

「自分もそのうち受けることになるから」と言葉を続けて 綺美佳へ近づく。

「ふふっ…。お嬢さんて…っあははっ…」

綺美佳はツボにハマってしまい笑いが止まらない。

「 綺美佳だよ、私。名前…桜木…花道くん…だっけ?」
「はい!桜木花道です! 綺美佳さん、リハビリ見に行ってもよろしいですか?」

ハッハッハッと笑いながら花道がたずねると 綺美佳は満面の笑顔で頷いた。

「うん、いいよ!花道くん一緒に行こう!」
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