第3章 縮まる距離
トイレに逃げたあの後、猛スピードで追いかけて来たミカサに捕まって教室に連れ戻された。美人なのに怒ると怖いよ。
そして、教室に戻れば、机にうつぶせているエレンの姿があった。
寝てるのかな……?
「リオのせいでエレンが傷ついた」
ミカサがリオを睨みながら言った。
『僕のせい!? 』
もしかして、予言を言ってしまったから……?
でも僕的に彼女が直ぐにできるよって言われたら嬉しいとしか思えないんだけどなぁ。あ、まさか、エレンには彼女いるのかもしれない!なんで僕に教えてくれなかったんだ……。
その時胸がチクリと痛んだが、幼馴染みなのに言ってくれなかった事に対してだと僕は思い込んでいた。
『エレンごめんね、知らなかったんだ』
「……リオの馬鹿」
僕が声をかけると、エレンは起き上がって、ムスッとした顔でこちらを見た。僕が立ってても、エレンの方が身長も座高も高いから、座っていても僕を見下ろすような形になってしまう。
『ごめんね。エレン機嫌直してよ!僕何でも言う事聞くからさ……』
エレンの機嫌を取るために咄嗟に放った言葉だが、エレンはその言葉にニヤリと笑った。あ、機嫌直ったかも。
「じゃあ……今日一日俺の膝の上で授業受けて」
『えええ!?』
そんな事したら僕女の子から殺されちゃうよ!?後ろから刺されるよ?僕を殺したいんですか!
「何でもするって言ったよな、リオ。男に二言は?」
『アリマセン』
「よし!」
エレンはすっかり上機嫌になり、僕は生命の危機が迫っていた。
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