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残り30センチの距離【進撃の巨人】※更新停滞中

第2章 変わらぬ日々


ドアが開いて、入って来たのはエレンとミカサだった。

アルミンの予言当たってる!とリオはアルミンの先ほどの言葉を予言だと思うことにしたのだった。

エレンは軽くクラスの子達と言葉を交わすと、僕らのところへやって来た。

「よお、リオ……」

『おはようエレン、ミカサ!』

「おはよう、リオ」

今日もエレンはカッコイイ。他のクラスの女の子達までドアやら窓からエレンを見つめている。モテる男は辛いね〜。羨ましいけど。

そんなことを考えている内に気がつけばエレンと見つめ合っていた。大きな目に吸い込まれそう。

「リオ……俺、」

『大丈夫!エレンにはすぐ彼女できるよ!』

先ほどのアルミンのように僕も予言をしてみたんだ。流石にエレンの顔をじっと見つめても顔には何も書かれていなかったから、当たらないかもしれないけれど。でも、これだけエレンを見つめている女の子達がいるんだ、きっとすぐできる!

何時の間にやらみんなが僕らの様子を見ていて、僕が言葉を発した途端空気がピシッと凍りついたような気がしたけど、気の所為だよね?と思ってエレンを見ると完全に固まっている。
エレンの考えている事が当たったのかもしれないね。ミカサとアルミンからはなんか黒い靄が出ている。あれ、怒ってるのかな……え、僕なんかした!?慌てて周りを見るもみんな僕に可哀想な人を見るかのような視線を送ってくる。廊下でエレンを見つめていた女の子達からは睨まれるという事態だ。僕は居たたまれなくなって、トイレに行ってくるねと言って教室から逃げたしたのだった。



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