第3章 私と彼…3
約束の10時、私はそれの5分前行動ということで9時55分に来た。
そうしたらーー
「あれ?及川?」
「あ、柊ちゃんおはよー!」
意外にも及川の方が早かった。
「おはよう。早いな、まだ集合の5分前だぞ。」
「なんて言う柊ちゃんだって早いねー」
「5分前行動は私の中じゃ普通だからな。
で、どこに行くんだ?」
「んっとねー」
チラ、と、いや、まじまじと私の格好を見る及川。
「んー、予想はしてたけどねー…」
「なんだ、なんか問題でもあるの?」
ちなみに私の格好は白の肩出しTシャツに黒のタンクトップ、7部丈のジーパン。
「及川の買い物って女子みたいにいろんな所に行きそうだから、動きやすさ重視した。」
「柊ちゃんの中の俺ってなんかある意味すごい人だよね⁉︎
あーもういいや!とりあえず行こ⁉︎」
と言って及川は私の手を掴む。いわゆる恋人つなぎというやつだ。
…こういうのは恋人がやる動作だろう…
なんて思ったが、相手が及川ならしょうがないか。