第3章 私と彼…3
及川に連れられて来たのはカワイイ感じの女物の服屋。
「…………。お前にこういう趣味があったとはな…。」
流石に引くぞ。
このことを他の奴に知られたら…あ、だから私がいいって言ってたのか。
「いやいやいやいや!俺が着るんじゃないよ⁉︎柊ちゃんが着るんだよ⁉︎」
及川が全否定する。
「ああ、そうか。私が着るのk…って、は?」
今、なんか変なことを聞いたような…
「だから、柊ちゃんの服をここで買うの!」
……………………ハイ⁉︎
「…及川、ここの服が私に似合うと思ってんのか?」
「うん、思ってるよー」
「………お前、眼科か脳外科にでも行ってその頭治してもらえ。」
「え⁉︎俺の頭正常だよ⁉︎」
「んな訳あるか。」
「いやあるから!ほら行くよ!」
グイグイと私の背中を押す及川。抵抗しようにも運動部のせいか全く歯がたたない。
「いらっしゃいませー!」
あぁあぁもう、これじゃあ逃げ場が無くなったじゃないか。
どうしてくれるんだ。このクソ川。