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ハイキュー 中編集

第2章 私と彼…2



そういえば、とついでにずっと思ってたことを聞いた。

「あのさ、及川」
「ん?何?柊ちゃん?」

「なんで私に構ってくるんだ?しかも最近になってから。」


私の言葉に及川は少し目を見開いた。

まぁ、いきなりそんなこと言われたら驚くのも無理ない。
だが、実際こっちだって気にはなっている。



及川がこんなに接して来たのはちょうど半年くらい前から。

別に、これと言って何かがあった訳でもないが、何故かいつの間にかよく一緒にいるようになった。


「2年の時も一応同じクラスだったでしょ?クラスが一緒になってからって訳じゃないし。」


言うと、及川は困ったように言う。

「う〜ん、柊ちゃんって、直球だね〜。」
「悪かったな直球で。でも聞きたいことは遠回しじゃなくそのままで言った方がわかりやすくね?」
「ま、確かにそうだけど…んー、そうだねー。」

及川はこちらを見る。

「?」
「柊ちゃんが俺のこと惚れたら教えてあげるー!」
「なんだそれ。もう教えてくれないのと同じじゃないか」
「ちょ、俺に惚れるっていう選択肢はないの⁉︎」
「無いな」
「ヒッドイ!」


なんて及川は言うが、しょうがない。本当のことだ。

「ハイハイ…と、ありがとう及川。ここで大丈夫だ。」


気づけばいつの間にか自宅付近に着いていた。

「えー、もう帰るの?」
「ああ。課題もあるしな。」
「んーそっか。じゃ、じゃーね!柊ちゃん!」
「ああ。及川も気をつけろよ。女性の恨みを買わないようにな。」
「俺さすがにそこまで女癖悪くないからね⁉︎」
「どうだか」

肩をすくめて私は笑った。



そしてその帰り、と言っても数十mとかだが。


そういえば、この前どっかの女子が及川先輩って天才だよね、とか言っていたのを思い出した。


及川って天才なのか…

…でもなんか違うような…

もし『天才』の言葉を使うなら、あいつに合う言葉は『努力の天才』だろう。

今日のサーブ練を見て思ったけど、アイツに『天才』という名前は何か軽い言葉に思える。

「んー…あっ、すいません。」

ぼけっとしてたら、誰かにぶつかってしまった。

危ない危ない。歩いてる途中に及川のこと考えるのは危険だな。


そう思い、そのまま帰宅した私だった。
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