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ハイキュー 中編集

第2章 私と彼…2



本人に気づかれないようにもう少し覗く。

「ーー…………ー」


すごい集中力だな…本当に朝のチャラ男には見えない。

及川のサーブはすごかった。
ネットの向こう側にあるペットボトルを見事に倒す。力も速さも申し分ない。



へぇ、確かにこう見ると格好いいんだな。



なんて思ってると、ふいに彼がこちらを向いた。


「⁉︎柊ちゃん⁉︎えっ!いつからそこにいたの⁉︎」
「つい数分前。邪魔して悪かったな、それじゃあ。」


流石に練習中に覗いて見るのは失礼だったか。

私は踵を返して去ろうとすると…


「え⁉︎帰るの⁉︎ 最近不審者出るから夜道は危ないよ⁉︎」

及川は私の安否を心配して言う。

「大丈夫だ。そんなの叩き潰してやる。」
「その考え怖いから! ちょっと待って!今片づけて来るから!」

勝手に帰っちゃダメだよ⁉︎ と、何故か念押しされた。




ー数分後ー


「おまたせ〜、さ、帰ろうか」

帰る準備を整えた及川は涼しい顔で私に言う。

「わざわざいいのに。だいたいそんな輩は私みたいなのには寄り付かない。」
「いや、わかんないよ?柊ちゃんだってカワイイから、変な男が寄ってくるかもしれないじゃん!」


及川の言葉に私は呆れを覚えた。


「…………。」
「ん?何?及川さんの言葉に惚れちゃった?」
「その逆だ阿呆。そんな思ってもいないことを他人にスラスラ言うもんじゃない。」
「ちゃんと思ってるから!」

俺の中じゃ柊ちゃんはかわいくて守ってあげたい子なの!

なんて言う及川に私はため息をつく。


本当、コイツといると色々調子が狂うな。
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